2019年3月にリリースされたAutoCAD2020では、ダークテーマ、ブロックパレット、クイック計測、図面比較などの機能強化や改善が行われています。
ブロックパレット [新機能]
- パレットの[現在の図面]タブ、[最近使用]タブ、[他の図面]タブに表示されるブロックのサムネイル画像からブロックを簡単に挿入できます。
- フィルターを適用することで必要なブロックを探すことができ、ドラッグ&ドロップで図面に配置できます。
- 繰り返しオプションを使って、配置する手間を減らすことができます。
クイック計測 [新機能]
- マウスカーソルを重ねると付近にあるジオメトリの寸法、距離、角度の計測値が自動的に表示されます。
- クイック計測ツールを使うことで、従来よりも素早く図面内の距離を計測できます。
- [ジオメトリ計測(MEASUREGEOM)]コマンドの新しいオプション[クイック]を使うと計測できます。
図面比較 [機能強化]
- 作業している図面内で他図面や外部参照との相違箇所が直接表示されるようになりました。
- 比較のオン/オフはツールバーで切り替えることができます。
- 作業している図面を変更すると、リアルタイムで相違箇所がハイライト表示されます。
- 比較対象の図面にあるオブジェクトを選択して、作業している図面に読み込むことも可能です。
名前削除 [機能強化]
- 保存にかかる時間がわずか0.5秒に短縮され、例えば1年間で考えると数時間の節約に繋がります。
- 複数のカテゴリや個々のオブジェクトをチェックボックスで簡単に選択して名前削除できるようになりました。
- 図面内で名前削除できない項目を検索することもできます。
処理速度の改善 [機能強化]
- [名前の付いたビュー]パネルが追加され、名前を付いたビューの登録、編集、呼び出しが行えるようになりました。
- SSHD(ソリッド ステート ハード ドライブ)搭載パソコンなら、従来よりも速くAutoCADをインストールできます。
新しいダークテーマ [機能強化]
- リボンメニューなどの画面まわりが、青を基調にした目に優しいモダンな「ダークテーマ」になりました。
- ユーザーインターフェイスが一新され、アイコンの鮮明さ、色のコントラストが改善されています。