カテゴリ:SOLIDWORKS 作成日:2019年12月18日
2次元図面のDXFデータを3次元CAD SOLIDWORKSで読み込んで3Dモデリングを行うため、前回は離れた状態になっている平面図、正面図、右側面図の原点を合わせてモデリング作業を行いやすいようにしました。
3Dモデルの元になるエンティティを準備できたので、これを使って3Dモデリングを行ってみます。
平面図のスケッチを選択してから[押し出しボス/ベース]コマンドを実行しました。
押し出す距離を入力して3D化することが多いと思いますが、ここでは点を選択して3D化できる[頂点指定]を使いました。
正面図には平面図の高さを示す点が描いてあります。この点を高さとしてクリックしました。
平面図のスケッチを正面図にある点まで押し出して3D化できました。
正面図のスケッチから下側の図形のみを選択して[押し出しボス/ベース]コマンドを実行しました。
ここでも点を選択して3D化できる[頂点指定]を使いました。
側面図には正面図の高さを示す点が描いてあります。この点を高さとしてクリックしました。
下側の図形が3D化されたので続けて円部分のスケッチを選択して押し出しました。
[頂点指定]で側面図にある円部分の高さを示す点を高さとしてクリックしました。
正面図のスケッチを側面図にある点まで押し出して3D化できました。
3Dモデリングで使用した三面図のスケッチが表示されたままなのでスケッチを非表示にしました。。
インポートで読み込んだDXFデータの三面図を使って3Dモデルを作成できました。
スケッチにインポートした2次元図面てモデリングを行えばスケッチを描く手間を省くことができ、過去に作成した図面を活用して3Dモデルを作成できます。
ただし、インポートした2次元図面には拘束や寸法が定義されていません。そのため後で3Dモデルの寸法を変更することがある場合は注意が必要です。