カテゴリ:SOLIDWORKS 作成日:2018年5月7日
3Dモデルの一部を削りたいとき、SOLIDWORKSでは[押し出しカット]コマンドを使います。[押し出しボス/ベース]コマンド同様に多様するコマンドの1つです。
作成途中の3Dモデルをカットする機能を確認してみます。
3Dモデルをカットする位置にある平面にスケッチを作成します。スケッチにはカットする形状の輪郭を作図します。
リボンメニューの[フィーチャー]タブに[押し出しカット]コマンドがあります。
コマンドが実行されると左側にある[デザインツリー]が[プロパティマネージャ]に切り替わりました。
プレビューが表示されるのでカット後の3D形状を確認しながら作業を進めることができます。
カットする方法は複数あります。
[押し出し状態:ブラインド]はカットする距離を指定できます。
[カット-押し出し]プロパティマネージャの[深み/厚さ]パラメータに数値を入力します。
プレビュー上に表示されている矢印をドラッグして押し出し距離を変更することもできます。
[押し出し状態:全貫通]は3Dモデルを貫通させることができます。
[ブラインド]で3Dモデルより大きい距離を入力すれば貫通させることができますが、3Dモデル全体のサイズを大きくした場合、貫通しなくなる可能性があります。必ず貫通させたい場合は、[全貫通]を使います。
カットする形状が決まったら、下記などの方法で3D形状を確定させます。
[押し出しカット]で作成した形状は1つのフィーチャ(履歴)としてデザインツリーに追加されます。