カテゴリ:AutoCAD・AutoCAD LT 作成日:2018年3月28日
図形の角(コーナー)からX方向100、Y方向50に離れた位置にある座標を指定したい。
補助線を引いて指定する方法がありますが、都度複数の補助線を引くのは手間がかかるので可能であれば避けたいところです。
補助線を引かずに座標を指定する機能はAutoCADは幾つか備えており、角(コーナー)から指定した距離にある座標を指定するには[基点設定]がに便利です。円の作図で使うと以下のように使えます。
まずは、リボンメニューの[ホーム]タブ-[作成]パネルに[円]コマンドを実行しました。
オブジェクトスナップのオプション[基点設定]はマウスの右ボタンを押すと表示されるメニューから選択できました。
基点となる点を選択します。ここでは角(コーナー)を選びました。
角からのX方向、Y方向の距離を入力すると円の中心点が決まります。このとき「@」を入力するのを忘れてはいけません。
円の径を入力すると円が作図されます。
オブジェクトスナップのオプション[基点設定]は円の作図以外でも使えます。
作図してある図形の交点・端点・中心点などを基点に数値入力で座標を指示したいときに使ってみてください。