カテゴリ:Autodesk Inventor Professional 作成日:2020年8月20日
スケッチや押し出しなどで定義した寸法値を変更すると、その部分のみ寸法(サイズ)を変更できます。
では、寸法Aを変更したときに寸法Bも自動的に変更されるようにするにはどうすればいいでしょうか?
そんなときは、スケッチやフィーチャにパラメータや計算式を定義します。
スケッチで計算式を定義するには「寸法拘束」で行います。
下図は各部分に寸法拘束を定義した状態です。寸法値を変更してもその部分しか変更されません。
寸法値が自動変更されるように計算式を定義してみます。
計算式を定義したい寸法をクリックして[寸法編集]ダイアログボックスを表示させ、ここに数式を入力します。
下図は高さ寸法「10」の値を変更すると、下側の幅寸法が「高さの1.5倍」、上側の幅寸法が「半径の2倍」になるように計算式を定義した状態です。
高さ寸法を変更すると計算式を定義した部分の寸法が自動変更されました。
フィーチャの寸法を計算式で自動変更するには「パラメータ」を使います。
下図は押し出しフィーチャの距離に[パラメータ]ダイアログボックスで計算式を定義しています。スケッチ作成時に定義した高さ寸法の2倍になるように計算式を入力した状態です。
スケッチ作成時に定義した高さ寸法を変更すると押し出しフィーチャの距離も自動変更されるようになりました。
(※スケッチにも計算式が定義してあるのでスケッチの形状も自動変更されています)