通常、[フィレット]コマンドで尖ったエッジを角丸めすると丸く膨らんだ形状になりますが、逆方向の丸く凹んだ形状が必要になることもあると思います。
作成するフィレットの方向を変えることはAutodesk Inventor 2019の機能で簡単に行えます。[フィレット]コマンドの操作途中で切り替えることができたので試してみました。


逆向きのフィレットを作成


フィレットコマンドを実行

リボンメニューの[3Dモデル]タブの[修正]パネルのなかに[フィレット]コマンドはあります。

フィレットのアイコンメニュー

タイプを指定

作図するフィレットの方向は[フィレット]ダイアログボックスにある[タイプ]で指定できます。通常の向きとは逆のフィレットを作成するには[反転したフィレット]を選択する必要がありました。

反転したフィレットの指定

エッジを選択

フィレットを行うエッジを選択します。尖った角になっているエッジを選択するとへこんだ形状のフィレットがプレビュー表示されました。

くぼんだプレビュー

谷状の角になっているエッジを選択すると丸く膨らんだ形状のフィレットがプレビュー表示されました。

丸く膨らんだプレビュー

半径を決める

フィレットの半径値を入力するとプレビューも変更されるのでサイズを確認しながら値を決めることができました。

角丸めの半径値を入力

形状を確定

[フィレット]ダイアログボックスにある[OK]ボタンをクリックすると通常とは方向が反対のフィレットが作成されました。

反転フィレットの完成

ブラウザに追加されるフィーチャーのアイコンも通常とは違い、反転したフィレットのアイコンになっています。

フィーチャーブラウザ

 



[参考]


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