カテゴリ:AutoCAD Mechanical 作成日:2019年4月10日
ばねを正面から見た形状を作図するには[ばね]コマンドが便利です。圧縮コイルばね、引張りコイルばね、ねじりコイルばね、皿ばねを作図できます。
例えば圧縮コイルばねの場合、JISカタログから規格の選択と荷重・長さの計算を行って作図する機能もありますが、今回は形状のみの情報を指定して作図してみました。AutoCAD Mechanicalで圧縮コイルばねを作図するには[ばね-圧縮(AMCOMP2D)]コマンドを使用します。
リボンメニューの[コンテンツ]タブにある[計算]パネル内に[バネ]コマンドはあります。
選択すると表示されるメニューのなかから[圧縮]コマンドを選択しました。
今回はばねに関する計算を行わず、形状のみ作図するので[作図のみ]を選択しました。
作図するばねの形状を選択しました。
ばねを作図する位置は始点と方向で指示します。
[圧縮コイルばね – 作図のみ]ダイアログボックスで作図するばねの情報を入力します。
ワイヤ直径、外径、総巻数、ばねの端部コイル数、クローズドエンド(閉じた端部または開いた端部)、ばねの端部形状(研磨、無研磨、鍛造)、巻き方向などの情報を入力しました。
ばねの長さは数値またはマウスで指定できました。
長さを指定するとばねが作図されました。