AutoCAD Electricalの主な機能

電気制御系設計の機能を搭載しているAutoCAD Electrical は、さまざまな作業を自動化することで、エラーの低減、作図工数の削減ができます。

よく使われている主要メーカーのコンテンツライブラリおよびシンボルライブラリが数多く準備されているため、国際標準の製図規格に対応した図面を作成することができます。AutoCAD Electrical 2012から、新しいライブラリシンボルが2セット追加され、IEEE315/315AとIEC-60617の両規格への準拠を実現しています。
電気/空圧/油圧機器などをメニューから選択して、標準規格に準拠した電気制御設計図をすばやく作成できます。
パネルのレイアウト図面を作成すると、欠落している機器がないか体系的にチェックすることができ、回路図とパネル図面の機器シンボルが関連付けられます。
スプレッドシート（表計算ソフト）でプロジェクトのI/O割り付けを定義することで、PLC I/O図面を自動的に作成できます。
コンポーネント、配線、定格、カタログデータなど、定義した機能要件に基づいて電気制御回路を作成できます。動力回路などは回路ビルダ機能を使用することで、器具のカタログ情報、オプションの有無を考慮しながら仕様を決定し自動作図を行うことが可能です。
自動エラーチェック機能を使用することにより、リアルタイム診断が実行され製造フェーズに進む前に問題を発見できます。
部品表、From/Toワイヤリスト、説明付きの PLC I/O スト、端子情報、ケーブル概要、クロスリファレンス情報などのさまざまなレポートを作成することができます。
選択した環境設定に基づき、すべての配線とコンポーネントに連続した番号またはリファレンスベース（図面アドレスを参照した）の番号が自動的に配置されます。
電子制御設計全体の端子台とジャンパを管理しながら、レイアウトおよび編集が可能。
コイルと接点との間に親子関係が設定されるため、コイルに対する接点の過剰な割付けを未然に防ぐことができます。
単結図コンポーネントから回路図コンポーネントに情報をコピーできるようになり、コンポーネント情報の編集プロセスが効率化されました。